日立製作所は,韓国における社会イノベーション事業の強化と経営の効率化のため,2009年10月1日付で日立コリアを設立する。韓国日立鉄道システム(存続会社)に,日立製作所韓国支店と日立遠東・韓国支店を統合する。

 韓国は,1999年の輸入制限の解除を契機に,社会インフラ分野における外国メーカーの受注機会が徐々に拡大している。また景気回復策として,政府によって省エネグリーン革命に関連した内需喚起施策が取られており,電力システムや交通システムなどの受注機会が増大している。日立は,社会インフラを構築する社会イノベーション事業の強化とグローバル化の推進を図る立場から,日立コリアを設立,韓国における受注機会を増加させる。
 統合会社の概要,会社名は,日立コリア(Hitachi Korea:HKR)。本社は,大韓民国ソウル特別市鐘路区公平洞一番地ハナビルディング7階。資本金は,24億3500ウォン。日立が100%出資。事業内容は,日立グループの韓国における代表機能と,韓国における日立グループ製品全般の販売/国際調達とエンジニアリング/保守。

従来3社の業務所掌
従来3社の業務所掌
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