Google社が公開したベンチマーク・テスト結果
Google社が公開したベンチマーク・テスト結果
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 米Google Inc.は2009年9月15日,同社が開発しているWebブラウザー「Chrome 3.0」を公開した。同社が最初にChromeを発表してからほぼ1年が経過し,3番目のメジャー・リリースとなる。同社のブログによると,過去1年間で21回のアップデートを施し,3505のバグを修正したという。

 最大の売りは速度。Chromeは発表時から「V8」と呼ぶJavaScript実行エンジンを搭載し,高速であることを標榜してきた。3.0版では2.0版に比べ25%以上の高速化を果たしているという。またHTML 5に一部対応し,動画コンテンツを埋め込むための「video」タグを利用できるようになった。

 Webコンテンツの検索とURL入力を兼ねる「Omnibox」は,検索結果を表示させるのかWebサイトを表示させるのかを明確に識別できるようになるなどの改善が施されている。表示の際にテーマを適用してカスタマイズができるほか,最初に開く「New Tab(日本語版では新しいタブ)」の画面も,検索履歴だけでなくユーザーによるカスタマイズが可能になっている。