川崎重工業は,中国江蘇省常州市に,台湾の光陽工業公司(KYMCO社)と汎用ガソリンエンジンの生産/販売を行う合弁会社「常州川崎光陽発動機公司」を設立するという契約を,2009年8月2日に締結した。

 新会社は,中国・常州高新技術産業開発区にエンジン工場を建設し,2010年1月からの稼働の予定。2ストロークおよび4ストロークの単気筒エンジンを生産し,日米欧の川崎重工の販売網を通じて販売する計画。当初の生産能力は約20万台/年という。

 川崎重工は,この新会社を日本,米国に次ぐ第三の汎用ガソリンエンジンの生産拠点と位置づけて生産体制を確立する。新会社には,川崎重工と,KYMCO社の100%の出資会社であるKwang Yang Holdings社がそれぞれ50%ずつ出資。資本金は500万米ドル。