米Googleは米国時間2009年7月20日,さまざまなコミュニケーション手段を集約できるサービス「Google Wave」の一般向けプレビューを9月30日に開始する計画を明らかにした。約10万人のユーザーを対象にする。

 Google Waveは,1つのWebページにリッチ・テキストや写真,ビデオ,地図,ガジェット,外部フィードといったコンテンツを集約し,単一のコミュニケーション・ツールとして利用できるようにする。各コンテンツの集合体を「wave(波)」と呼び,ほかのユーザーを波に加えることでコミュニケーション相手として指定する。波に対しては入力や返信,編集といった操作が可能。施された変更はすぐ表示に反映されるため,双方向通信やコラボレーションのツールとしても使えるとしている。波に加えられた操作を「巻き戻す」と変更履歴を確認できる。

 同社は5月28日にGoogle Waveを発表し(関連記事:【Google I/O】Google社が「Google Wave」を発表,さまざまなコミュニケーションを一元化),Sandboxアカウントに登録した開発者を対象に限定提供している。現在約6000人の開発者が参加しており,8月にかけてさらに2万人が加わる見通し。

 一般向けプレビュー版は,sandboxアカウントとは別に,Google Wave用サイトで運用する予定。

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