米Texas Instruments Inc.(TI)は米国時間2009年7月20日,2009年第2四半期(4月~6月)の決算を発表した(発表資料)。当期は全製品分野において前年同期に比べ売上高が減少。全体の売上高は前年同期比27%減の24億5700万米ドルとなった。営業利益は同59%減の3億4300万米ドル,純利益は同56%減の2億6000万米ドルだった。1株当たり純利益は0.20米ドルである。

 リストラ関連費用の8500万米ドルを除いた場合の営業利益は4億2800万米ドルで,売上高の17.4%を占めた。また,受注額は28億米ドルとなり,前年同期から19%減少。前期からは27%増加した。

 事業別に見ると,アナログ部門の売上高は前年同期比24%の減収となり,組み込みプロセシング部門では同20%減となった。また,ワイヤレス部門では同33%減,その他の部門でも同28%減少した。

 今後の見通しとしては,2009年第3四半期の売上高を25億~28億米ドル,1株当たり純利益を0.29~0.39米ドルの範囲と予測している。前年同期は売上高33億9000万米ドル,1株当たり純利益0.43米ドルを計上していた。ただし,この業績予想は2009年9月9日に更新する予定という。