三菱電機と京都大学は,セル生産での作業をロボットで自動化することを目的に,ロボットを「知能化」する技術を開発,これを実証するために自動化セル生産システムを試作した。試作したシステムは多関節型ロボット2台と,可動式の部品供給台,完成品を置く払い出し台で構成。3次元ビジョンセンサによる部品の位置認識技術,ロボット自身が動作に習熟して作業時間を短縮する技術,エラー発生時に正常状態に復帰する技術を新たに開発し,盛り込んだ。また準備段階ではロボットへの教示を容易にする技術,エラーがなるべく起こらないように工程順を決める技術も用いた。ロボット自体は三菱電機が既に販売している多関節型ロボット2台を使った(図)。
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