米Appleは米国時間2009年7月14日,同社の携帯電話「iPhone」と携帯型メディア・プレーヤ「iPod touch」向けアプリケーションを配信する「App Store」が,サービス開始後1年で15億件のダウンロードを達成したと発表した。

 App Storeは,2008年7月10日にスタートし(関連記事:米Apple社が「App Store」をオープン,iPhone 3G発売に先駆け),今年4月24日に10億件目のダウンロードが行われた(関連記事:iPhone向けのアプリケーション、9カ月間で10億回ダウンロードされる)。立ち上げ当初のアプリケーションは約525タイトルだったが,現在6万5000以上のアプリケーションが登録されており,対象地域は77カ国にのぼる。また,iPhone向け開発者プログラムには10万人以上の開発者が登録しているという。

 App Storeの成功にモバイル関連企業各社が注目し,フィンランドのNokia,カナダのResearch in Motion,米Google,米Palmなども同様のモバイル向けアプリケーション配信サービスを立ち上げている(関連記事:Nokia,App Store対抗のモバイル・アプリ配信ストア「Ovi Store」を開設RIM,BlackBerry用アプリのオンライン・ストアを開設,売り上げの8割を開発者へGoogle,「Android Market」でアプリ無償提供を開始,有償販売は2009年Q1から)。また米Microsoftも「Windows Marketplace for Mobile」の開設を予定している(関連記事:Microsoftの「Windows Marketplace」はApp Storeに対抗できるか? )。

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