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Intel社,スマートフォンのアプリ実行をクラウドの“仮想スマートフォン”で高速化する「CloneCloud」を実演

2009/06/23 12:57
Phil Keys=シリコンバレー支局
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スマートフォン単体では,顔認識の実行に約43秒かかっていた
スマートフォン単体では,顔認識の実行に約43秒かかっていた
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CloneCloudを利用すると,顔認識は約1.6秒で実行できる
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CloneCloudの説明パネル
CloneCloudの説明パネル
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 米Intel Corp.の研究開発部門が開いたイベント「Research@Intel Day 2009」で同社は「CloneCloud」と呼ぶ,スマートフォン向けのクラウド技術を実演した。CloneCloudは,サーバー上の仮想マシンで,スマートフォンのアプリケーション・ソフトウエアの一部を実行することで,端末の処理負担を軽減し,高速化する技術である。

 CloneCloudは,ユーザーのスマートフォンの環境の「クローン」を,サーバー上の仮想マシン(VM)に作り,その環境で端末と同じアプリケーションを実行するしくみを取る。ユーザーがスマートフォン側で処理能力が必要なアプリケーションを起動すると,専用のソフトウエアが実行に必要なデータの一部を,サーバーで動作するクローン環境に転送する。クローン環境で同じアプリケーションを起動し,処理を肩代わりすることで,スマートフォン端末側では処理が高速化したように見える。展示では,Androidを搭載した携帯電話機「T-Mobile G1」上で,顔認識のアプリケーションを実行していた。T-Mobile G1単体では完了まで約43秒掛かった顔認識処理が,CloneCloudを利用することで,約1.6秒で終了していた。

 端末側とサーバー側の処理の配分は,利用できる回線のデータ転送速度で決める。CloneCloudの端末側ソフトウエアが,無線回線の接続状態をモニターし,利用可能なデータ転送速度に応じて,サーバー側で実行するデータの量を加減する。クローン環境はデータセンターに置いても良いし,ユーザーのパソコンの利用も可能とする。また,携帯電話機だけでなく,インターネットに接続されたセットトップ・ボックスといった組み込み機器でも,CloneCloudの技術は利用可能とした。なお,今回の展示では,サーバー側でAndroidの「DalvikVM」を動作させていた。説明員によると,J2MEの利用も可能だという。

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