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日本ガイシ,高効率燃料電池を開発---SOFCで発電効率63%

2009/06/12 17:29
井出川 洋=日経ものづくり
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図1,流路内臓型セルの構造
図1,流路内臓型セルの構造
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図2,発電効率
図2,発電効率
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図3,SOFCスタックとセル
図3,SOFCスタックとセル
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 日本ガイシは,燃料に水素ガスを使った際の発電効率(LHV)が63%と世界最高レベルの固体酸化物型燃料電池(SOFC)を開発した。出力は700Wで作動温度は800℃。セルの支持体である燃料極の全面に電解質(ジルコニア)の薄膜(厚さ5μm)を形成して抵抗値を下げ,セルの両面に空気極を形成して発電面積を確保したので高い出力も実現できたという。

 今回作製したセルでは,燃料ガスがセル全体に均一に行き渡るように,燃料ガスを供給する流路をセル内部に形成した(図1)。セルの厚さは1.5mm。さらに,流路を内蔵しているため燃料ガスと空気を分離する部品(セパレータ)が不要となる上,上下両面で発電できるので小型化や低コスト化の面でも優位という。日本ガイシは現在,数十個のセルを積層させたスタックを国内大手石油会社に提供し,発電性能の評価を受けている(図2,3)。今後は,さらに高性能化を図り,コンビニエンスストアやショッピングセンターなどの事業所や家庭での実用化を目指す。他社との技術提携や共同開発なども視野に入れて開発を進める方針。

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