無線LANの設定など,設定画面を出すには右上隅をタップ
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起動時には登録済みのよくいくサイトを表示
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Tech-On!のサイトは問題なく表示できている
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見たい部分をダブルタップすると拡大表示
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メニュー項目は左上隅をタップして表示
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 テスト場所の電波状態が,見たところあまりよろしくない。そこで手元の無線LANに接続させてみた。Gesture Areaに触れてから画面に向かって指を動かし,Launcherを起動する。しかしLauncherのなかには設定のアイコンがなく,すぐにたどり着けなかった。しかたがないので,ほんの数ページしかない説明書を読み,右上隅をタップすると設定できることがわかる。無線LANの設定には暗号化キーワードの入力はあるが,暗号化方式の指定などはない。このあたりはiPhoneやAndroidと同様で,自動的に識別してくれる。

 続いてWebブラウザーを起動してみる。Webブラウザーやメールなど主要アプリケーションは,Launcherを呼び出さなくてもホーム画面にアイコンが用意されているので,それをタップすればよい。WebブラウザーはWebKitをレンダリング・エンジンに採用しているが,最新版のApple社の「Safari」やGoogle社の「Chrome」と同じように,登録済みのホーム・ページではなくブックマークに登録されたサイトが表示される。携帯電話機でこのような実装を見たのは初めてだ。

 日本語が正しく動作するかを確認するため,Tech-On!のサイトを表示させる。URLの入力は,Webの画面を少し下げる(画面に触れて上から下に指を動かす)ように操作すると表れる,タイトル部分をタップして指定する。キーボードを開いて入力すればOKだ。表示したサイトをブックマークに登録したり,起動時のメニューに追加するには,左上隅に表示されたプログラム名の部分をタップする。そうするとプログラムのメニューが表示される。機器の設定やメニューの表示などは他社製品とはちょっと違った操作方法を採用していると感じた。

 機器の設定はiPhoneもAndroidも一つのプログラムとして,起動メニューの中にはいっている。Palm Preの方式は,これをもう少し特別扱いしている感じだ。またメニューにしても,iPhoneであれば,アプリケーションがメニューを表示させたい場合,そのためのボタンを画面下部に配置するのが一般的だし,HTC Magic/HTC Dreamであれば「Menu」という物理ボタンが存在する。いずれもボタンを使って呼び出す。これに対しPalm Preの場合は,言わば隠されたボタンである。アプリケーション・ソフトウエアごとに違いがないという点では,Android搭載機のやり方に近いが,明示されていないという点では最初のうちとまどいやすい。ただ画面や機器に余計なボタンがなくて済む分,すっきりしたデザインを作れるメリットはある。

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