Serial ATA(SATA)の規格策定などを行う業界団体「SATA-IO」は,データ伝送速度が6Gビット/秒と高速な「SATA Revision 3.0」に関する動作実演を,2009年6月2~6日まで台湾で開催される「COMPUTEX TAIPEI 2009」で披露する(発表資料)。SATA Revision 3.0は,2009年5月27日に公開された最新仕様である(発表資料)。

 会場では少なくとも4社が関連技術を出展する。例えば米Marvell Semiconductor, Incは,6Gビット/秒対応のコントローラ技術を使い,米Seagate Technology, Inc.のHDDと接続する実演を披露する。ベンチマーク・ソフトを使い,従来仕様との性能の違いを見せるという。

 既に製品化されているデータ伝送速度3Gビット/秒のHDDと,6Gビット/秒のHDDの試作品を利用し,性能を比較するのは米Seagate Technology社である。6Gビット/秒に対応した米Advanced Micro Devices,Inc.のチップセットの試作品をパソコンに搭載する。

 米Synopsys, Inc.は,6Gビット/秒対応のホスト・コントローラIPをFPGAに実装し,Seagate社の6Gビット/秒対応HDDの試作品と接続する(Tech-On!関連記事)。

SATA-IOの出展ブースは#H810である。