NECエレクトロニクスは,家庭内ネットワークに向けた電力線通信(PLC)の標準化を推進する団体「HomePlug Powerline Alliance」に加盟した。同社は,PLC技術がいわゆる「スマート・エナジー」の主要な技術として採用されるようHomePlugの仕様の策定と確立に貢献するという。スマート・エナジーは,エネルギー消費量を無駄に消費しないよう,通信技術などを使って管理するという考え方。PLC技術は,対応機器を標準的な電気のコンセントに接続すれば通信が可能になるため,通信ケーブルの高い設置コストを支払う必要がなくなるという。

 米NEC Electronics America, Inc.のvice president, custom SOC solutions strategic business unitであるKazu Yamada氏は,「標準化は,PLC技術がスマート・エナジーの主要な技術として採用されるための鍵となる。HomePlug Powerline Allianceに参加することによって,NECエレクトロニクスは,スマートメーターなどのエネルギー管理に向けた製品の提供に尽力する」とコメントを寄せている。