ニコンが2008年度（2009年3月期：2008年4月～2009年3月）の連結決算と，中期経営計画を発表した（関連資料）。2008年度は，売上高が対前年度比8％減の8797億円，営業利益が同64％減の482億円の黒字，当期純利益は同63％減の281億円の黒字だった。同社の2009年2月時点の業績予想より売上高で197億円，営業利益で42億円，当期純利益で41億円それぞれ改善している。この理由として，同社は「想定より円安で推移し，映像カンパニーの実需が想定以上だった」ことを挙げた。この映像カンパニーの2008年度の売上高は過去最高を更新し，営業利益でも過去3番目の水準だったという。一方，精機カンパニーは2009年2月時点の業績予想より売上高と営業利益の両方で悪化している。
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