画面●Rich Snippetsの表示例
画面●Rich Snippetsの表示例
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 米Googleは米国時間2009年5月12日,検索サービスを機能強化し,検索結果をさまざまな条件で絞り込むメニュー「Search Options」と各検索結果に補足情報を表示する「Rich Snippets」機能の提供開始を発表した。

 Search Optionsは,検索結果ページ左上の「Show options...」(日本語版は「検索ツールを表示」)をクリックすると左側の領域に現れる。「Hide options」(同「検索ツールを閉じる」)で非表示に戻る。メニュー内の「Videos」(同「動画」)や「Forums」(同「掲示板」)を選ぶと指定した結果だけに絞り込める。「Reviews」をクリックすると,検索結果がレビュー記事だけになる。

 「Past week」(同「1週間以内」)など検索結果の期間を限って表示することも可能。関連画像や長い要約文を付加することもできる。検索結果を時系列で示す「Timeline」のほか,関連キーワードのつながりを図で表現する「Wonder Wheel」(同ワンダーホイール)といった表示もメニューから選べる。

 Rich Snippetsは,補足情報を表示することで適切な検索結果を見つけやすくする機能という。例えばレストラン「Drooling Dog Bar B Q」を検索すると,検索結果に平均レビュー・ポイント,レビュー件数,価格帯といった情報を合わせて表示する。Rich Snippets用の情報は,外部からmicroformatsやRDFといった形式で提供されるものを使う。

 また同社は,通常とは異なる方法で検索結果を提供する新機能「Google Squared」も発表した。新サービスを実験的に公開するWebサイト「Google Labs」で5月後半より提供する予定。

 米メディア(CNET News.com)によると,Google SquaredはWeb検索結果を表形式に加工し,フィルタリングや各種編集などを行えるようにする機能という。

[Google公式ブログへの投稿記事]