コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2009年4月27日,今年で11回目となる国内最大のゲーム開発者会議「CEDEC 2009」(公式Webサイト)を,2009年9月1日~3日に3日間の会期で開催すると発表した。セッション数を約150と,昨年の1.5倍に増やし,展示スペースの規模も拡大する。会場は従来の大学施設から,パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい)に移る。

 CEDEC事務局は,「日本のゲーム開発者は欧米と比べて、横のつながりが弱い傾向がある。CEDECの規模拡大と内容充実を通して,プロフェッショナルなゲーム開発者相互の情報交流をすすめたい」と今回の規模拡大の理由を説明する。「開発者のコミュニティを活性化したい。それが総合的な開発力強化に繋がる」(CEDEC事務局)。

 今回より拡大する展示スペースでは主に,開発向けの商用ツールやミドルウェアの展示を充実させる。セッション会場に隣接した場所に展示スペースを設けることで,参加者がアクセスしやすくする。協賛企業による「スポンサーシップセッション」も設置する予定だ。

 このほか,前回スタートした「CEDEC AWARDS」も引き続き実施する。ゲーム開発技術を表彰するもので,「技術面から開発者の功績をたたえる栄誉ある賞として,充実と普及に努めたい」(CEDEC事務局)とする。