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 日本ダムと大日本印刷は,衣類やバッグなどの生地にホログラムを接着できる熱転写ラベル「ホロトランス」を開発したと発表した(発表資料)。洗濯やドライクリーニングにも耐えられるという。2009年5月から販売を開始する。衣類やバックといった商品の偽造防止に向ける。

 ホログラムの改良に加え,接着剤などを見直すことで,洗濯に耐え得る耐久性を実現した。値札や外装箱にではなく,商品にホログラムを直接接着するため,商品の購入者が真贋を判別しやすいという。また,ホログラムは,立体感や見る角度によって動きが変化するといった表現が可能なため,ブランド・ロゴなどのデザインに活用することで,セキュリティ機能と意匠性を両立できるとする。

 価格は,15mm×15mmのホロトランスを100万枚以上注文する場合で,1枚約15~30円。ただし,これにはデザイン費用や撮影費,データ処理費などの初期費用は含まない。

 2009年度に両社合計で3億円の売り上げを目指す。

 なお,大日本印刷は,ホロトランスを2009年5月13~15日に東京ビッグサイトで開催される「第4回 RFIDソリューションEXPO」に出展する予定である。