新日本製鐵(新日鉄)が,次世代パワー半導体の基板材料となるSiCウエーハの事業化に乗り出した。2009年4月1日から,子会社の新日鉄マテリアルズを通じて2~4インチ(50~100mm)径のSiCウエーハの販売を開始する。従来はデバイス試作用ウエーハをサンプル品として供給してきたが,4月からはデバイス量産に使える品質保証品を供給する。2015年ごろには年間売り上げ100億円規模の事業に育てる意向だ。「われわれは間違いなく(SiCウエーハ市場を独占する)米Cree, Inc.に次ぐ2番手になれる。ウエーハ品質では既に1番手だろう」(新日鉄マテリアルズ代表取締役社長の石山照明氏)。
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