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【ライティング・フェア】欧州照明メーカーの巨人に,LED照明の展望を聞く

オランダPhilips Lighting社 C.L. van Schooten氏

2009/03/05 21:25
大久保 聡=日経エレクトロニクス
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Philips Lighting社,Chief Exective Officer,Business Group Professional LuminairesのC.L. van Schooten氏。同氏の横にあるのが,LED投光器「ColorReach Powercore」。投入電力を290Wに抑えつつ,最長150m先まで照射できるのが特徴。
Philips Lighting社,Chief Exective Officer,Business Group Professional LuminairesのC.L. van Schooten氏。同氏の横にあるのが,LED投光器「ColorReach Powercore」。投入電力を290Wに抑えつつ,最長150m先まで照射できるのが特徴。
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フィリップス エレクトロニクス ジャパンのブースにある店舗をイメージしたエリアでは,照明光の色合いを制御するデモンストレーションを見せていた。PhilipsグループのPhilips Color Kinetics社(旧Color Kinetics社,オランダRoyal Philips Electronics NVが2007年に買収)の技術を用いている。デモンストレーションでは,ハンガーを架ける位置に応じて照明の色合いを変える。ハンガーを架けられるバーの位置に合わせて1〜12月までの印がついており,ハンガーの位置をセンサで感知して季節に応じた照明にする。
フィリップス エレクトロニクス ジャパンのブースにある店舗をイメージしたエリアでは,照明光の色合いを制御するデモンストレーションを見せていた。PhilipsグループのPhilips Color Kinetics社(旧Color Kinetics社,オランダRoyal Philips Electronics NVが2007年に買収)の技術を用いている。デモンストレーションでは,ハンガーを架ける位置に応じて照明の色合いを変える。ハンガーを架けられるバーの位置に合わせて1〜12月までの印がついており,ハンガーの位置をセンサで感知して季節に応じた照明にする。
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写真は,左側がハンガー(写真では青色のシャツ)を秋ごろの位置に架けた場合と,右側が春ごろに架けた場合。
写真は,左側がハンガー(写真では青色のシャツ)を秋ごろの位置に架けた場合と,右側が春ごろに架けた場合。
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 東京ビッグサイトで開催中の「ライティング・フェア 2009」では,数多くの照明機器メーカーが多種多様なLED照明を出展している。照明機器分野の「巨人」であるオランダPhilips Lighting社も例外でなく,日本市場への展開を担うフィリップス エレクトロニクス ジャパンのブースには,LED照明の新商品やLED照明を使った数々のアプリケーションがズラリと並んでいた。今回来日したPhilips Lighting社,Chief Exective Officer,Business Group Professional LuminairesのC.L. van Schooten氏に,LED照明における同社の強みや今後の展望などを聞いた。(聞き手=大久保 聡,日経エレクトロニクス)

――Philips Lighting社のLED事業の状況を聞きたい。

Schooten氏 LED照明市場は,年率20〜30%で成長している。当社としては,市場成長率の2倍のスピードで事業を拡大していきたい。LED照明の関連技術も拡充している。例えば,照明の明るさや色をソフトウエアで制御する技術に長けた米Color Kinetics社を2007年に買収し(注:現在はPhilips Color Kinetics社,オランダRoyal Philips Electronics NVが2007年に買収),最近ではイタリアの照明機器メーカーを買収したばかりだ。Philipsグループ全体を見わたすと,LED照明の研究開発からLEDの製造,LED照明機器の開発,アプリケーションの開発まで,トータルで手掛けている。これが当社の強みである。

――LED照明事業に,世界的な不況の影響は現れているか。

Schooten氏 LED照明事業は成長分野であるので,事業を縮小したり,研究開発の手を緩めたりはしていない。投資を続けている。LED照明事業の拡大に向け,「Go!Go!Go!」という状況だ。

――LED照明機器はまだ高価であり,初期投資の高さが指摘されている。

Schooten氏 例えば,スポット・ライトやダウンライトを考えてみよう。ここではまだ,ハロゲン・ランプが数多く使われている。これを発光効率に優れるLED照明に代えると,エネルギー消費量を大きく削減でき,電気代であるランニング・コストを抑えられる。初期コストとランニング・コストを合わせた総コストは,2〜4年で既存光源よりも安くなる。

 このような明確な効果があるので,LED照明は確実に広がっていく。「LED照明のTsunami(津波)が押し寄せる」といった感じだと思ってほしい。

――今後10年を見通すと,LED照明はどれだけ広がるのだろうか。

Schooten氏 照明分野のほとんどでLED照明が広がっていると思う。早い段階で切り替わるのは,ハロゲン・ランプを使う分野だ。店舗といった商業施設では,ハロゲン・ランプを使うケースは多い。ハロゲン・ランプをLEDに切り替えると,エアコンによる空調費も抑えられる利点がある。照射物に熱線が放射されることがないからだ。

 直管蛍光灯をLEDに切り替える時期は,まだ先であろう。現段階で直管蛍光灯に代わる照明をLEDで実現しようとすると,何百個ものLEDが必要になるからだ。

 LED照明市場の拡大に合わせて,我々の市場シェアも拡大していきたい。目標シェアは明らかにできないが,現状の市場シェアよりも4〜5ポイントは引き上げられると考えている。これは他社を買収せずに,我々だけの力で達成できるだろう。

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