図1 カラーLED投光器「Color Reach Powercore」。直流電源装置を内蔵する。外形寸法は521mm×734mm×122mm。重さは34kg。駆動電圧は交流100〜240V。
図1 カラーLED投光器「Color Reach Powercore」。直流電源装置を内蔵する。外形寸法は521mm×734mm×122mm。重さは34kg。駆動電圧は交流100〜240V。
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図2 間接照明用LED照明器具「iW Cove Powercore」。直流電源装置を内蔵する。外形寸法は305mm×39mm×51mm。駆動電圧は交流100〜240V。
図2 間接照明用LED照明器具「iW Cove Powercore」。直流電源装置を内蔵する。外形寸法は305mm×39mm×51mm。駆動電圧は交流100〜240V。
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 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは,照明関連の展示会「ライティングフェア 2009」(2009年3月3~6日,東京ビッグサイト)において,LEDやHIDランプの新製品などを中心に出展する。展示ブース内を大きく四つのゾーンに分け,用途や目的に応じてアプリケーションを想定した展示を行う。

 洋服店を模した「AmbiScene」ゾーンでは,LED照明を使って店内の雰囲気を変えることを提案する。ハンガーの架け替えによってLEDの色が変わる仕組みだ。スーパーマーケットを模した「Green Store」ゾーンはLEDを使った省エネ効果を強調する。冷蔵ショーケース用ライン照明やダウン・ライト,スポット・ライトなどを展示する。「HORECA」ゾーンはホテルやレストラン,カフェなどを想定したもので,屋内や屋外の照明を展示する。「Perfect White」ゾーンでは,HIDランプ「MASTERColor CDM-R Mini」やLEDなど,同社の白色光源をまとめて展示する。

 今回の目玉製品は二つある。一つは,5200lm(ルーメン)と出力の高い,屋外用のカラーLED投光器「Color Reach Powercore」。赤色と緑色,青色の各LEDを複数個備える。最長150mの光を照射できるとする。消費電力は290Wに抑えている。HORECAゾーンに展示するほか,同展示会会期中の17時30分~19時に展示会会場近くのTOC有明ビル壁面にてデモンストレーション点灯を行う予定である。この投光器はもともと,米Color Kinetics Inc.が開発していたもの。2007年に同社を買収したオランダRoyal Philips Electronics N.V.が引き続き開発し,実用化した製品である。

 もう一つの目玉製品は,屋内間接照明に向けたLED照明器具「iW Cove Powecore」。現在,間接照明に使う直管型蛍光灯の代替品に向けたもので,消費電力は15W,色温度は3000~6500Kで調光可能とする。

 これら二つの製品は,いずれも2009年3月中に発売可能とする。投光器Color Reach Powercoreについては,白色LEDを搭載した品種を2009年4~6月に発売する予定である。