図◎東芝 自動車システム事業統括部 榮元安信氏
図◎東芝 自動車システム事業統括部 榮元安信氏
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 「トヨタ・ショック」という表現まで出てくるほど、自動車業界は未曾有の危機的な状況にある。そんな中、自動車各社はハイブリッド車や電気自動車などの研究開発と市場成長に活路を見出そうとしている。例えば、トヨタは好調なプリウスを筆頭にハイブリッド車種の倍増やプラグインハイブリッド車の製品化を加速している。ホンダは、新型ハイブリッド車「インサイト」を189万円からという低価格でこの2月から市場投入、プリウスの牙城への切り込みを開始した。

 電機メーカーにおいても、成長が期待されるハイブリッド車向けや電気自動車向けに、自動車メーカーと協調してシステムを供給する動きが進みつつある。産業用で実績を培ってきた東芝は、モータ、インバータ、電池からなるハイブリッド車パワートレインのシステムを総合的に開発し、供給できる数少ない1社だ。

 同社自動車システム事業統括部統括技師長の榮元安信氏に、ハイブリッド車向けシステムの事業戦略や製品戦略などを聞いた。

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