入退室の情報によって天井の蛍光灯のオン/オフや照度を切り替えるデモンストレーションを出展した
入退室の情報によって天井の蛍光灯のオン/オフや照度を切り替えるデモンストレーションを出展した
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 三菱電機は,オフィスで人がいる付近だけ照明を付けたり空調を効かせたりするシステムを東京で開催中の「エコプロダクツ2008」(2008年12月11~13日)に参考出展した。同社のビル向けセキュリティー・システム「DIGUARD」の入退室管理機能と,空調・照明機能の管理機能を連携させたもの。入退室用のIDカードの情報から,そのIDを持つユーザーの座席付近の照明だけを点灯したり,エアコンを運転したりし,退室すると自動的に消灯・運転停止する。無駄な運転や電源の切り忘れなどを防げるため,省エネ効果が見込めるとしている。

 入室したユーザーの直上の照明をフル点灯してその周囲は25%の明るさにするといった運用や,来客用のIDを認識した場合には空調をフル稼働し,従業員だけの場合は省エネモードで運転するといった,IDの属性に応じたきめ細かな調整もできる。現在,開発を進めており製品化の時期は未定。今後,製品化に向けて照明や空調設備とIDをマッピングさせる仕組みなどを開発したいとしている。

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