開発した材料群。(写真:Fraunhofer IFAM)
開発した材料群。(写真:Fraunhofer IFAM)
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 ドイツFraunhofer Institute for Manufacturing Technology and Applied Materials Research(Fraunhofer IFAM)は,プラスチックと金属材料を特殊な方法で混合した一種の「合金」を開発した。金属の高い電気伝導率を持ちながら,プラスチックの軽さや加工のしやすさを併せ持つという。同研究所は「特に,自動車や航空機メーカーにとって利用価値が大きい」とする。

 新材料は,細かいメッシュ状の構造をしており金属並みの電気伝導率と熱伝導率を備える。一方で,化学的に安定でプラスチックのように軽量であるという。ただし,製造プロセスや具体的な特性,材料の組成については明らかにしていない。