ATOK 2009の単語入力支援機能が働いているところ
ATOK 2009の単語入力支援機能が働いているところ
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一太郎2009の画面設計
一太郎2009の画面設計
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 ジャストシステムは2008年12月9日,オフィス・スイート製品の最新版「JUST Suite 2009」を発表した(ニュース・リリース)。出荷開始は2009年2月6日。ワープロ・ソフトの「一太郎2009」,かな漢字変換ソフトの「ATOK 2009 for Windows」,表計算ソフトの「三四郎2009」,プレゼンテーション作成ソフトの「Agree 2009」,グラフィック・ソフトの「花子2009」,電子メール・ソフトの「Shuriken 2008」(2009年3月にShuriken 2009に無償バージョン・アップ),文書管理ソフトの「SuiteNavi 2」,PDF編集ソフトの「JUST PDF」から成る。

 これらのコンポーネントのうち,最も変化が大きかったのがATOK 2009。日本語入力機能の強化に加え,英文入力支援機能「ATOK 4E」を追加した。英語入力モードにしたときに,(1)入力したスペルから英単語を推測,(2)スペルチェック,(3)統計情報に基づく次単語候補の推測,(4)ローマ字入力した日本語から対応する英単語の表示,などが働く。ATOKがオンになった状態で,「英数」キーを押すと英語入力モードに切り替わる。「通常英語を入力する際には,ATOKはオフにされる。でもATOK 2009からは,英語を入力するときにも使ってほしい」(ATOKビジネスオーナーの井内有美氏)。このほかATOKの日本語入力機能として,変換辞書の語彙拡充や,四字熟語の誤り指摘の精度強化,文語モードの強化などが施されている。

 一太郎2009では画面デザインを一新し,編集領域を中心に必要な機能を配置する形にした。2008までは「ナレッジウインドウ」の表示などにより,少しごちゃごちゃした印象のある画面設計だったものが,かなりすっきりした。またタイトル文字の作成機能や文字飾りなどの装飾を反映前に確認できる「リアルタイムプレビュー」などの機能が追加された。