台湾Acer Inc.の日本法人である日本エイサーは,小型ノート・パソコン「Aspire one」に米Microsoft Corp.のオフィス・ソフト「Microsoft Office Personal 2007」を搭載したモデルを発売すると発表した。併せて,Office非搭載モデルの国内での販売価格を引き下げる。

 Office非搭載モデル「AOA150-Bx1」の店頭想定価格は,2008年12月10日から,従来の5万4800円を4万9800円に改定する(型番のxの部分は筐体色によりb/w/k/p/cのいずれかが入る)。Office搭載モデル「AOA150-Bxdom」は,2008年12月下旬から2009年1月末までの期間限定で販売し,価格は5万9800円とする(型番のxについては非搭載モデルと同様)。Office搭載モデルの機能や性能は非搭載モデルと同じである。Office Personal 2007には「Microsoft Office Word 2007」「同 Excel 2007」「同 Outlook 2007」の3種類が含まれる。

 2008年12月5日現在,同じ性能のノート・パソコンでOffice Personal 2007を搭載するモデルと搭載しないモデルの個人向け国内販売価格での価格差は,税込みで2万1000円程度が一般的である。これに対して「Netbook」と呼ばれる小型ノート・パソコンでは,Office搭載モデルと非搭載モデルの価格差を小さくしているケースがある。例えば米Dell Inc.の日本法人であるデルは,「Inspiron Mini 9」の「プラチナパッケージ」を4万9980円,「Office搭載パッケージ」を5万4980円としている。