【セミコン・ジャパン】東京エレクトロンの東氏,「半導体が経済回復の原動力に」
「半導体が世界経済回復の原動力になるのではないかと期待している」。東京エレクトロン 代表取締役会長の東哲郎氏は,2008年12月3日に開かれた「セミコン・ジャパン2008」の基調講演でこのように述べた。
東氏によると,セミコン・ジャパン2008のオープニング・スピーチで台湾Powerchip Semiconductor Corp. ChairmanのFrank Huang氏は,2009年後半にも半導体市況が回復に向かうとの見方を示したという。東氏の前に基調講演した東芝 代表執行役副社長の室町正志氏も同様の発言をした。「先日偶然,エルピーダメモリの坂本社長に会った時も同じことを言われた」(東氏)。
東氏は「金融業界の人に会うと,今回の不況はひどい状況で,3年,少なくとも2年は厳しい時代が続くという話を良く聞く。そうした中で,世界を代表するメモリ・メーカーの経営者が2009年後半にも回復に向かうとしている点は,半導体業界に携わる我々にとっては非常に明るいニュースだ」とコメントした。
景気回復時期に関する異なる見解について東氏は「おそらく両方とも真実だろう」と言う。「全体的に世界経済が回復するには確かに時間がかかる可能性がある。しかし,半導体を軸に世界が回復に向かう,すなわち半導体が回復の牽引力になる可能性はある。その意味で,この産業に携わる我々こそが景気回復の原動力になるんだという意識を持ってがんばっていかなくてはならない」(東氏)とした。
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