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 エルピーダメモリは,データ転送速度が最大2.5Gビット/秒で,1.2Vの低電圧でも駆動できる50nmプロセスのDDR3方式シンクロナスDRAM(SDRAM)の開発を完了したと発表した(発表資料)。チップ面積は40mm2以下。サーバーやデータ・センターなどに向ける。2009年1~3月期に量産を開始する予定。

 Cu配線技術や最新のArF液浸露光技術を使用した。データ転送速度は最大2.5Gビット/秒で,2.133Gビット秒,1.866Gビット/秒,1.6Gビット/秒,1.333Gビット/秒,1.066Gビット/秒,800Mビット/秒に対応する。電源電圧は,1.5V,1.35V,1.2Vに対応。消費電力は70nmプロセス品に比べて,最大50%低減したという。

 なお,同社はこの50nmプロセス技術を携帯電話機向けのモバイルRAMや上位機種のデジタル家電にも展開するとしている。