岩通計測は，インバータのPWM（パルス幅変調）制御用信号を生成する6チャネルの波形発生器「DG-8000」を発売した。インバータ機器や，インバータ関連の部品などの開発に向ける。今回の製品の最大の特徴は，「インバータモード」として，3相電源や3相モータの駆動に必要なPWM制御用信号の波形を，キャリア周波数と変調波周波数，変調度を設定するだけで生成する機能である。ソフトウエアの「インバータ・PPGオプション」（DG-801）として用意する。従来，インバータ機器などの開発のためにPWM制御用の信号を作る場合は，汎用の波形発生器を複数台組み合わせたり，MATLABやSimulinkを使ってプログラムを作成し，市販ボードを使って専用のシステムを個別に組んだりしていた。そのため，開発環境を作るのに時間がかかる，MATLABの知識が必要といった課題があった。
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