「新聞紙並み」の表示特性をうたう新型表示デバイス,船井電機新応用技術研究所が開発
船井電機新応用技術研究所は,「新聞紙並み」の表示特性をうたう反射型表示デバイスの開発を発表した。電子ペーパーや反射型液晶パネルなど,現行の反射型表示デバイスとは一線を画す技術であると主張する。
開発したのは,電圧によって物質の色が可逆的に変化する現象を利用したディスプレイ,いわゆる「ECD(electrochromic display)」。通電させることで発色するロイコ染料を用いた。ロイコ染料を含む溶液を,駆動用の電極シートと表示面の透明電極(ITO)で挟み込んだ構造である。電極間の距離は50μm。
今回,ロイコ染料と電極の間の電気的な非線形性を発見した。これを利用して,画素を個別に駆動させることが可能になったという。このため,TFTを用いずに高速駆動制御が実現する。具体的には0.1msで発色する。この点が,現行の電子ペーパーに対する優位点だとする。
表示性能としては,コントラスト比が約8対1,反射率は約80%である。これが,反射型液晶パネルに対して優れる点だと主張する。
今後,パートナーとの連携により,2009年末の実用化を目指す。今回は白黒表示だが,多色表示に向けた開発も進め,用途の拡大に備えるという。
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