NTTドコモとインドTata Groupの持ち株会社であるTata Sons Ltd,およびTata Sons社傘下の通信事業者であるインドTata Teleservices Ltdは,資本提携することで合意したと発表した(発表資料)。NTTドコモはTata Teleservices社の普通株式の26%を取得する。20%分を新株の発行で,6%分を既存の株主から買い取ることで取得する。 取得総額は約1307億ルピー(約2640億円)。今回の資本提携によって,NTTドコモは急速な成長が見込めるインドの移動体通信市場において,事業領域の拡大と収益の増大を目指す。

 なお,Tata Teleservices社の株式取得に伴い,NTTドコモはTata Sons社と共同で,Tata Sons社傘下のインドTata Teleservices (Maharashtra) Ltdの普通株式の20%を取得する。インド証券取引委員会の規則に則るためという。

 Tata Teleservices社は,インド国内ほぼ全域の移動体通信をカバーする通信事業者。2008年9月末の契約者数は,Tata Teleservices (Maharashtra)社の分も含むと約3000万人である。

Tata Groupの概要
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