米Intel Corp.は,2008年第4四半期(10月~12月)の業績が従来予測を下回る見通しだと発表した(発表資料)。すべての地域と市場において,需要が期待を大幅に下回っているためと説明している。パソコンのサプライ・チェーンが積極的に部品在庫の削減を進めているという。

 第4四半期の売上高は87億~93億米ドルとなる見通し。従来は101億~109億米ドルの範囲を見込んでいた。粗利益率の予測は55%(プラス/マイナス2ポイント)で,従来の59%(プラス/マイナス2ポイント)から引き下げた。

 研究開発費と,マーケティングおよび一般管理費(MG&A)を含む経費は,約28億米ドルになると予測する。従来見通しは約29億米ドルだった。また,2008年通期における経費の予測を,従来の約115億米ドルから約114億米ドルに縮小する。

 その他の見通しについては,従来と変更がないとしている。同社は第4四半期の決算報告を2009年1月15日に行う予定。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,この発表を受けてIntel社の株価は,同日の時間外取引で7.47%下落した。