光ディスクの製造を手掛けるオプトロムは,台湾Great Top Technology Co., Ltd.と冷陰極蛍光管(CCFL)を用いた照明器具に関する特許を共同出願した(PDFの発表資料)。Great Top Technology社は,インバーター専門の研究開発企業。これらの技術は台湾において既に特許出願済みという。オプトロムは,CCFL照明を蛍光灯に替わる照明器具として位置づける。

 オプトロムのCCFL照明は,インバーターや複数のCCFL管内蔵のプラスチック蛍光管から成り,既存の蛍光灯灯具に装着できる。耐用年数は,蛍光灯の5倍の5万時間。これはLED照明と同等以上。発光効率は現行の蛍光灯と,消費電力はLEDとそれぞれ同等以上という。加えて,一般の蛍光灯は,ON/OFFの回数によって寿命が大幅に短くなるが,同社のCCFL照明は,ON/OFFの回数に影響を受けないとする。調光や,虫を寄せ付けないよう紫外線をカットすることもできるという。

 価格は,LED照明より安く,インバーター方式蛍光管の最上級製品により近い価格を想定する。