11月10日朝のCircuit City Stores社の店舗
11月10日朝のCircuit City Stores社の店舗
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 北米での家電量販店大手である米Circuit City Stores,Inc.は2008年11月10日,米国の連邦破産法11条の適用を申請した(発表資料)。同11条は日本の民事再生法に相当し,事業を継続しながらの経営再建が可能である。米国の金融危機が,消費者向けのエレクトロニクス事業にも目に見える形で広がってきた格好だ。

 同社は2008年11月3日に,同10月末時点で全米に721店あった同社の店舗のうち155店を閉鎖するリストラ策を発表していた。残る店舗では営業を続けるものの,今回の同11条の適用に伴い,債権者への弁済を目的とした売り尽くしセールを予定しているという一部報道もある。

 米国シリコンバレーにある同社の店舗には,この発表に関連した特別な張り紙などなどはなく,定刻通り朝10時に開店した。