米Advanced Micro Devices, Inc.(AMD)は米国時間2008年10月16日,2008年第3四半期の決算を発表した(発表資料へ)。売上高は前期比32%の増の17億7600万ドルで,前年同期から14%の増加となった。当期は純損失として6700万ドル(1株当たり損失11セント)を計上。前年同期の3億9600万ドル(同損失71セント)から赤字幅を縮小した。

 継続事業による利益は4100万ドル(1株当たり利益7セント)で,これには,プロセス技術のライセンス収入の1億9100万ドル(同31セント)が含まれる。営業利益は1億3100万ドルで,非継続事業による損失は1億800万ドル(1株当たり損失18セント)だった。

 AMD社の最高財務責任者を務めるRobert Rivet氏は「目標とする収益性を達成しながら粗利益率51%を実現できたことを喜ばしく思う」とコメントしている。同氏は,グラフィックス製品ラインナップの刷新が原動力となり,グラフィックス部門が前期比55%増の売上高と市場シェア拡大を達成できたと説明している。また,クアッド・コアのプロセサも好調で,出荷数が前期から46%増えているという。