オランダASML Holdings NVは,2008年9月28日締めの四半期決算を発表した(発表資料)。売上高は前年同期比26%減の6億9650万ユーロ,営業利益は同60%減の8330万ユーロ,純利益は同56%減の7330万ユーロだった。

 半導体製造装置の出荷台数は新品が26台,中古品が11台だった。前年同期は新品56台,中古品5台を出荷していた。新品の平均販売単価は2160万ユーロで前年同期の1520万ユーロから大きく上昇している。中古品を含めた平均販売単価は1600万ユーロで,これも前年同期の1440万ユーロを上回った。液浸ArF露光装置が装置事業の売上高に占める比率は前期の65%からさらに拡大して75%となった。新規受注は新品が18台,中古品が13台。このうち液浸ArF露光装置は新品16台,中古品4台となっている。

 2008年10月~12月期は,新品と中古品の合計で26台の装置を出荷する予定。平均販売単価は新品で2060万ユーロ,中古品を含めると1650万ユーロになる見込みという。