図1 東芝は液晶テレビを壁に立て掛けるスタイルを提案
図1 東芝は液晶テレビを壁に立て掛けるスタイルを提案
[画像のクリックで拡大表示]
図2 厚さは45mm
図2 厚さは45mm
[画像のクリックで拡大表示]

 東芝は,壁に立て掛けて設置する液晶テレビを「CEATEC JAPAN 2008」に参考出展した。従来の薄型テレビ用のスタンドを使用する場合に比べて,設置幅を30%削減できるという。

 2007年以降,テレビ・メーカーの多くは表示部とチューナー部を分離した「超薄型」のテレビを開発している( Tech-On!の関連記事1 関連記事2)。東芝はこれまで超薄型の液晶テレビを試作しなかったが,「表示部を薄くしても日本の家庭では実際にテレビを壁に張って視聴する例は少ない。一般的なテレビ用スタンドを使用するのがほとんどだ。テレビを壁に立て掛ける方式は,日本の家庭にとって現実的な設置スタイルだ」(東芝の説明員)とした。

 開発品は厚さが45mmで,表示部の下側部分にチューナー回路やスピーカーなどを内蔵する。画面寸法は52型で,画素数は1920×1080(フルHD)。コントラスト比や応答速度などの仕様は「回答できない」(東芝の説明員)とした。