実演の様子
実演の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 米Microvision, Inc.は,同社が開発を進める超小型レーザ・プロジェクターの最新版を披露した。従来品に比べて,「映像のギラギラ感がなくなる,文字がはっきり読めるなど,画質が大きく向上した」(同社)。さらにこのほか,照明下の明るい場所でも映像が見やすくなったり,カラー・バランスが向上したりしているという。

 同社は赤色,緑色,青色の3色レーザを光源とする前面投射型のプロジェクタの開発を進めている(Tech-On!関連記事)。ポケットに収まるほど小さく,Liイオン2次電池を内蔵し,単独で駆動できる。今回,画質が大きく向上したのは,緑色レーザの光出力を安定化し,かつ画像処理ASICを改良したためである。緑色レーザは,従来のオープン・ループ制御から閉ループ制御に変更することで,温度ドリフトなどを抑制し,光出力を安定化させた。

 なお,画質以外の仕様は大きく変更していないという。