京セラが2009年4月以降に実用化する「バック・コンタクト・セル」を使ったモジュール
京セラが2009年4月以降に実用化する「バック・コンタクト・セル」を使ったモジュール
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 京セラは,太陽電池の生産量を引き上げることを明らかにした。2007年4月発表の計画では2010年度の年間生産量を500MWとしていたが(当時のニュース・リリース),これを550MWに引き上げるとともに,2011年度には650MWまで増産する。投資額は,今後4年間で550億円になる。なお,同社の2008年度の年間生産量は300MWの予定である。

 2010年度の年間生産量を,当初の500MWから550MWに高められたのは,「各工程の生産性向上の成果」(京セラ)という。同社は,インゴット製造からモジュール製造まで幅広く手掛けており,それぞれの工程で生産性を高めることで,50MWを積み増した。650MWへの増産は,Si原料の調達のメドが立ったことなどから決断した。