米国において,3G世代の携帯電話機の普及率が順調に高まっているようだ。米市場調査会社であるcomScore, Inc.は,米国市場の3G対応携帯電話機の普及率が,西欧の首位5カ国の平均普及率を越えたとの調査結果を発表した(発表資料)。

 comScore 社の調査によれば,2008年6月に,米国市場の携帯電話サービス加入者のうち,28.4%が3G機種になったという。一方で,西欧で人口が最も多いドイツやスペイン,フランス,イタリア,英国における3G機種の平均普及率は,同月に28.3%だったとしている。

 同調査によれば,2007年6月~2008年6月における米国の3G対応携帯電話機を保有する加入者数は,前年の数値に対して80.1%の増加となった。西欧の首位5カ国の場合,同期間の増加率は46.6%にとどまったとしている。