ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は,PSPの新型機「PSP-3000」の国内発売日を2008年10月16日と発表した(ニュース・リリース)。旧型機に対し,内蔵マイクを標準で搭載し,液晶パネルの画質を向上させるなどしたマイナー・チェンジ版である。価格は旧型機と同じ1万9800円。黒,白,シルバーの3色を用意する。
同社はこの発表に合わせ,PSP-3000を国内では初めて報道陣に公開した。液晶パネルの特性は,色域は旧型機ではNTSC比で53%だったのに対し,新型機では85%に向上させた。同じくコントラスト比は400対1から2000対1に,応答速度は30msから8msにそれぞれ向上させた。さらに,反射光を低減する機能も加え,視認性を高めたという。
同梱パックは3種類を用意する。ゲーム・タイトルは「パタポン2 ドンチャカ」,「機動戦士ガンダム ガンダム vs ガンダム」,「ディシディア ファイナルファンタジー」の3つ。2008年11月より順次発売する。
PSPのネットワーク機能を強化
年末商戦に向けたもう一つの目玉が,PSPのネットワーク機能の強化である。同社のネットワーク・サービス「PlayStation Store」を,2008年秋までにPSPから直接利用できるようにする。これにより,PSP単体でゲームや特典映像をダウンロードできる。従来は,PlayStation Storeのコンテンツを利用するにはPS3またはパソコンを経由する必要があった。
加えて,複数のPSPを無線LANでアドホック接続する「アドホック・モード」対応のゲームについて,PS3の無線LANを経由して離れたユーザー同士でも遊べるようにするサービスを始める。