製造装置に実装しやすい形態で納入する「プロダクションパッケージ」
製造装置に実装しやすい形態で納入する「プロダクションパッケージ」
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 電子部品を通信販売するアールエスコンポーネンツは,電子部品をチップマウンタなどの製造装置ですぐ使える形態で納入するサービス「プロダクションパッケージ」を2008年10月1日より開始する。小・中量の生産に使いたいとのニーズに応えたもので,商品に応じて「リール」「トレイ」「スティック」の3形態のいずれかを選択できる。リールの場合,150個以上ならリーダーとトレーラを付けて巻いた状態で納入する。

 同社は,研究開発や試作,メンテナンスといった用途を中心に電子部品を少量販売しており,これまでは袋や小箱に梱包して納入していた。しかし,小・中量の生産に使いたいとの需要もあり,製造装置にそのまま載せられる形態での納入を始めることとした。対象となる商品は当面約2万5000種類だが,2009年3月までには3万点までに拡大したいとしている。また,同サービスの開始に併せて価格体系も見直した。これまでは,購入量に応じて3段階で割引きしていたが,これを5段階に拡張。小・中量生産用に比較的多くの部品を購入する場合に割引率が高くなるようにした。