NVIDIA社のJen-Hsun Huang氏
NVIDIA社のJen-Hsun Huang氏
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Perceptive Pixel社のJeff Han氏(右)が同社のUIを利用してHuang氏(左)の写真をWeb上で検索した後,Huang氏の写真をアニメ-ションに変える様子
Perceptive Pixel社のJeff Han氏(右)が同社のUIを利用してHuang氏(左)の写真をWeb上で検索した後,Huang氏の写真をアニメ-ションに変える様子
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Han氏とHuang氏が同時に,Perceptive PixelのUIを操作する様子
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Tricia Helfer氏(左)とHuang氏(右)
Tricia Helfer氏(左)とHuang氏(右)
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 米NVIDIA Corp.が主催するコンピュータ画像処理関連イベント「NVISION 08」(同イベントのWebサイト)が米サンノゼ市で開催中だ。基調講演のトップバッターには,同社,Co-founder,President and Chief Executive OfficerのJen-Hsun Huang氏が壇上に立った。NVISIONは,今年から初めて開催されるイベントである。NVIDIA社の新技術の一部を紹介したほか,コンピュータ画像処理技術の重要性を力強く訴えた。「自動車の製造から映画の作成まで,コンピュータ画像処理は多数の企業を変貌させてきた」(同氏)。

 Huang氏は講演中で,コンピュータ画像処理技術と関係する技術や人を紹介した。中でも特に注目を集めたのは米Perceptive Pixel, Inc. (同社のWebサイト)が開発中の大型FPD向けマルチ・タッチのユーザー・インターフェース(UI)技術であった。Perceptive Pixel社の創業者と米New York Universityのコンピューティング技術の研究者であるJeff Han氏も舞台に登場し,手で100型タッチスクリーン機能搭載FPDに触りながら,オブジェクトを操作するなど,さまさまな機能を紹介した。例えばHan氏は,Huang氏の写真からHuang氏自身の画像を切りとって,手の操作によってアニメーションに変更した。

 NVIDIA社の技術の紹介として,Huang氏は3次元のコンピュータ・ゲームの例を紹介した。まず,同氏はNVIDIA社が開発したコンピュータ・ゲーム技術で作成した,映画と見まがう3次元アニメーションを見せた。こうした大型のアニメ以外にも,コンピュータ・ゲームを,3次元に変更したものを実演した。同社のGPU上で実現するものである。

 最後に,SFテレビ番組「Battlestar Galactica」に登場する女優のTricia Helfer氏が舞台に立った。同氏は,同番組のコンピュータ画像処理キャラクターと共に演技することの難しさを語った。