採鉱・鉱区位置図
採鉱・鉱区位置図
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 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は2008年8月11日,コスモアシュモア石油(本社東京)がオーストラリアのチモール海で実施する石油・天然ガスの探鉱事業に対して50%出資することを決めた。同月18日の発表で明らかにした。出資額は6億8200万円。

 コスモアシュモア石油はコスモ石油の子会社が51%,日本政府が49%を出資する石油資源開発会社で,1996年にチモール海での探鉱権を取得し,地震探査と試掘井の掘削でオーデイシャス油田やテネイシャス油田を発見している。2007年には,これら油田の規模を評価するため3次元地震探査を行い,オーデイシャス油田が北東側に大きく拡がる可能性を確認した。JOGMECが出資する探鉱事業は,評価井の掘削をさらに進めて埋蔵量が商業規模に達するかどうかを確認するためのもの。商業規模の埋蔵量が確認された場合には,テネイシャス油田と一体開発して2012年の原油生産開始を目指す。

 なお,オーストラリア・チモール海 AC/P17鉱区,AC/RL5鉱区および同6鉱区の権益保有者とその比率は,0MV Timor sea(オペレータ)が35%,コスモアシュモア石油が35%,NipponOil Expioration(Australia)が30%。