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 オリンパスと松下電器産業は,交換レンズの接続規格「マイクロフォーサーズシステム」を策定した。一眼レフ機のような高画質機を「胸ポケットに収められるようにする」(オリンパス)ことを意図した規格である。

 最大の特徴は,旧来のフォーサーズシステムと異なり,一眼レフ・システムでは必須のミラー・ボックスが存在しないことを前提に策定したこと。具体的な違いは,主に三つある。

(1)マウント(交換レンズの接続機構)と撮像素子間の距離(フランジバック)を半減
(2)マウントの外径を直径で6mm短縮
(3)電気信号の接点を9ピンから11ピンに増加。制御パラメータの増加に合わせた措置で,レンズの位置精度を高めやすくなり,動画対応も容易になるという

 用いる撮像素子の寸法は,従来通り4/3型である。これまでのフォーサーズシステム向け交換レンズは,アダプターを介することで,マイクロフォーサーズシステム対応ボディ(カメラ本体)に接続することができる。
【追加】
規格概要から,撮像素子の撮像部のアスペクト比に16対9が加わることが確認されました。撮像素子の対角長は21.63mmです。

 「2007年における747万台というデジタル一眼レフ機の出荷実績について,私どもはあえて『わずか』と言いたい。手軽に高画質な写真を楽しみたいユーザーは実に多い。2000万台以上の潜在市場があるはずだ」(オリンパスと松下電器産業)。

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