NTTドコモは2008年7月7日，法人顧客向けに販売しているスマートフォン「BlackBerry」を使って個人がインターネットに接続できるサービス「ブラックベリーインターネットサービス」を8月1日に開始すると発表した。従来は，BlackBerryを使ってインターネットに接続するには，ユーザー側で専用サーバーを設置する必要があった。このため，BlackBerryでインターネットに接続できるのは事実上，企業ユーザーに限られていた。
このサービスを利用することで，BlackBerryでサービス・プロバイダーのメールを使ったりWebサイトを閲覧したりすることが可能になる。対応する端末は「BlackBerry 8707h」。月額料金は3045円で，FOMA回線利用料やパケット通信料が別途かかる。7月7日時点でドコモがメールの動作を確認しているのは，OCN，Google，So-net，＠Nifty，ぷららの各サービス。
加えて，BlackBerry専用のパケット割引サービス「ブラックベリーデータ通信パック」を9月1日に開始する。8万パケットまでは月額1680円で，8万パケットを超えた分は1パケット当たり0.0525円になる。
なお，現在，法人向けに提供している「BlackBerryネットワークサービス」は，8月以降は「ブラックベリーエンタープライズサービス」という名称に変更される。「ブラックベリーインターネットサービス」と「ブラックベリーエンタープライズサービス」を同時に利用できる「ブラックベリーデュアルサービス」も9月1日に開始する。月額料金は3570円。
