NECは2008年6月19日,企業向けのモノクロ・レーザ・プリンター「PR-L2800」と「PR-L2800N」に不具合が見つかったと発表した(発表資料)。まれに定着器内のベアリングが破損することがあるという。2007年12月までに回収した使用済みの定着器から3件のベアリングの破損が見つかった。さらに,製造元である富士ゼロックスが安全に関するリスク評価を行ったところ,ベアリングの破損によってランプが連続通電状態となることがあり,この場合には発火する可能性もあることが判明したという。ただし,これまで市場での発煙および発火事故は発生していない。

 NECは,PR-L2800とPR-L2800Nの製品すべてについて,定着器の無償交換を行う。対象製品の累計販売台数は約2万7000台。同社は両製品を2001年2月~2004年5月に販売していた。

 また,同社は万全を期すため,部品交換を完了するまでの間,使用しない時間帯に対象製品の電源を切るよう呼びかけている。