米Toshiba America Information Systems Inc.は,ノート・パソコン「Portégé」シリーズの新機種として128GバイトのSSD(solid state drive)を搭載する「Portégé R500-S5007V」を発表した。厚さは0.77インチ(約2.0cm),重さは約2.4ポンド(約1090g)と薄くて軽量。12.1型の半透過型ディスプレイを採用することによって,省エネ性能の向上を実現したとする。

 同製品のディスプレイは,屋外で使用する場合に太陽光が画面を透過するため,バックライトのスイッチを切ることができる。これが消費電力の低減と電池駆動時間の長時間化に貢献するという。また,記録装置にSSDを搭載したことも消費電力の低減につながったとする。同社によれば,電池駆動時間は8時間程度。

 SSDはSerial ATA対応。マイクロプロセサは米Intel Corp.の動作周波数1.33GHzの「Core 2 Duo U7700」。Intel社の「Graphics Media Accelerator 950」を搭載する。ディスプレイの画素数は,1280×800画素のWXGA。厚さ7mmのDVDスーパー・マルチドライブを内蔵する。OSは米Microsoft Corp.の「Windows Vista Business」を採用し,「Windows XP Professional」にダウングレードも可能。インタフェースには,無線LAN,Ethernet,Bluetooth2.0+EDRなどを備える。