「2008 Symposium on VLSI Technology」では,究極構造のFETとして注目されるナノワイヤーFETに関するセッションが初めて組まれた(Session 4)。ナノワイヤーFETの研究は,従来のデバイス試作段階から,性能向上に向けたプロセス改善やバラつき評価の段階に入った。この分野では,過去の本学会や「IEDM(International Electron Devices Meeting)」といったデバイス技術の国際学会において,アジア勢が圧倒的な強さを見せている。今回も,すべての発表が日本を含むアジア地域の研究グループのものだった。
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