佐賀大学は,ZnTe(テルル化亜鉛)を使った発光波長550nmの緑色LEDを試作した。投入電力に対する光出力の割合は0.1~0.2%と,「同じ波長帯で製品化されているGaP系緑色LEDと同程度の発光効率」(佐賀大学 助教の田中徹氏)である。さらに高効率化を図る余地があり,「5~10倍程度にはできるだろう」(同氏)。5~10倍程度にまで高めた上で,製品化したい考えだ。高効率化のほか,GaP系緑色LEDに比べて低コスト化を図りやすいという。今回は佐賀大学がZnTe基板からLEDチップの作製,パッケージングまで手がけた。
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