図1 auブランドの夏モデルは12機種
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図2 東芝製の「Sportio」
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図3 東芝製の「Sportio」(その2)。独adidas社とのコラボレーションでウェアなども提供する
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図4 防水機能を備えたカシオ計算機製の「G’zOne W62CA」
図4 防水機能を備えたカシオ計算機製の「G’zOne W62CA」
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図5  W62CAのサブディスプレイは電子ペーパーを採用する
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図6 京セラ(旧三洋電機)製の「W64SA」
図6 京セラ(旧三洋電機)製の「W64SA」
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 KDDIは2008年6月3日,auブランドの夏モデルとなる携帯電話機12機種を発表した(図1,ニュース・リリース)。「Sports」,「Change」,「Video」の3つキーワードを掲げ,それぞれの分野を特徴付ける端末を投入する。投入の狙いは,「単純に機能を強化するだけではなく,新しいライフスタイルを提案したい」(同社 取締役執行役員常務 コンシューマ事業統括の高橋誠氏)という。まずはSportsに特化した端末を紹介する(そのほかの2008年夏モデルについてはTech-On!関連記事1Tech-On!関連記事2を参照)。

 発表会でKDDIの高橋氏は,「auはスポーツ・ライフをもっと豊かに,もっと楽しくする」と語り,ランニングやウォーキングといった運動と携帯電話機の連携をさらに高めていく姿勢を見せた。KDDIがその象徴と位置付ける端末が東芝製の「Sportio」である(図2,図3)。加速度センサとGPSを搭載しており,端末を持ち歩くだけで歩数や距離,消費カロリーを待ち受け画面で確認できる「カロリーカウンター」機能や,専用の音楽に歩調を合わせることで楽曲を作り上げる「BEAT RUN」機能などを備える。これらの機能は,「au Smart Sports Run & Walk」サービスへ会員登録することで利用可能とする。Bluetoothを搭載しており,運動中もワイヤレスで音楽を聴くことができる。

 外形サイズは約52mm×93mm×13.7mm,重さは約86gであり,「運動する人が邪魔にならないサイズと重さを実現した」(KDDI)という。液晶パネルの画面サイズは2.2型で,画素数は320×240(QVGA)。有効画素数196万画素のCMOSカメラを搭載する。

 加速度センサを搭載する端末はこのほか,カシオ計算機製の「G’zOne W62CA」と京セラ(旧三洋電機)製の「W64SA」の2機種を発表した。W62CAは防水機能を備える(図4)。メインディスプレイの液晶パネルの画面サイズは2.7型で画素数は400×240。液晶モードはIPSモードである。サブディスプレイには1.1型の電子ペーパーを搭載する(図5)。電子ペーパーの調達先は明らかにしなかったが,表示方式には米E Ink Corp.が開発したマイクロカプセル型電気泳動方式を採用する。

 W64SAはメインディスプレイの背面側の筐体に2色成形を施した。さらに筐体にはLEDを4個搭載し,携帯電話機の開閉時や充電時などに前面のイルミネーションを点灯させる機能を付加した(図6)。イルミネーション機能は,加速度センサと連動しており端末を素早く振ることでも点灯できる。液晶パネルの画面サイズは2.8型で画素数は800×480(ワイドVGA)。液晶パネルと前面の強化ガラスを密着することで,光の乱反射を抑えている。

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