米証券会社のUBS Securities LLCは2008年5月29日,米Apple Inc.が近々発表すると噂されている3G対応の新型「iPhone」について「3G iPhone:What it means for the tech&telecom sectors」と題する投資家向けレポートを公開した。

 そのレポートによれば,同社は3G対応iPhoneを6月9日に発表し,6月23日の週に発売すると見ている。販売奨励金によって,本体価格が初代iPhoneより大幅に安くなる可能性についても言及している。なお現在は8Gバイト機が399米ドルである。

 具体的には,「AT&Tは3G対応iPhoneについて最大200米ドルの販売奨励金を出し,これによって2年契約で199米ドル以下にまで価格が下がる,と報じているメディアがある。我々は低価格化が需要を喚起すると確信している」とレポートに書かれている。

 UBS Securities社のこのレポートは,レター版で約30ページに及ぶ。現行機と3G版の機種の部品供給企業とその単価の表や,3G版の登場による他の携帯電話機メーカーおよび半導体メーカーに対する影響にも言及している。